2017年10月22日

勝手にRANKING「軽く読んでおきたい神話・民話・説話」

本を読むとき、アートを見るとき、旅をするとき・・・知っていると、いっそう興味深く、楽しくなるのが、各地の神話や民話、説話ですね。それで、ここでは軽い読みものとして読める神話集・民話集など、人々に伝えられている話を集めた本をご紹介しましょう。

とっても、全般古い本ばかりです。amazonなら古本でも手に入るみたいですので、ご了承ください・・・学生時代に特に集中的に読んだからなぁ。古い本に名著が多すぎて、新しいものを紹介する気にならないのです。。。それにしても、有名な本ばかりのハズなのに、なんで絶版になっているんだ!!!

・・・ちなみに、ここでは近現代の書き手が集めた選集のみです。ですから、日本の古典である『御伽草子』とか、名高い『アラビアンナイト』などは外していますので、ご了承ください。そのうち、古典のランキングでもやりますので。。。

では、どうぞ。

世界の神話・民話・説話集10(作成:2017/10/22)

ランキングは随時気分で変動する可能性があり、またそのうち点数を増やすなど、更新するかもしれません。

1位 やっぱり神話と言えば、ギリシャ神話が定番ですかね。山室静という文芸行論かにして翻訳家による名著。北欧神話もついていて、ファンタジー小説を読むとき、古典を題材にした絵画を鑑賞するときなどなど、基本の話が入っていて、これ1冊で十分満足。
山室静 著 『ギリシア神話 付 北欧神話』 教養文庫
 →オンデマンド(ペーパーバッグ)版 

2位 ギリシア神話と北欧神話を押さえたら、次に必要なのは「星の神話」でしょう! 通常は星の神話といえば、ギリシャばかりですからね。ここでは、定番のギリシアの他、日本、中国、南米、ヨーロッパ、アラブなどなど、各地の話があって、まさに名著です。
草下英明 著 『星の神話伝説集』 教養文庫

3位 日本に多くの文化をもたらした中国の話は、ぜひ読んでおきたいもの。中国ものはいろいろ多くて、1冊に絞るのが難しかったのですが、定番(一昔前の)を挙げておきます。「愛情」「処世」「教養」の3冊にまとめられている、往年のベストセラー!
駒田信二・寺尾善雄 編 『中国故事物語 愛情の巻』 河出文庫
駒田信二・寺尾善雄 編 『中国故事物語 処世の巻』 河出文庫
駒田信二・寺尾善雄 編 『中国故事物語 教養の巻』 河出文庫

4位 やっぱり日本の民話は必須ですよね。これに関しては、1冊でとにかくたくさん民話が掲載されている本を選びました。子どもの頃に見た「日本昔話」のような話から、アイヌに伝わる話、神々や妖怪などなど、とにかく、これ1冊でかなりもの知りに。
日本民話の会 編 『決定版 日本の民話事典』 講談社@文庫

5位 今度はフランス。フランスの有名な研究者がまとめたもので、ヨーロッパの童話の原点となるような話もチラホラ。ドイツのグリムやデンマークのアンデルセンは読んでいても、フランスの民話が読んでいない人が多いのは残念なので、ここでご紹介しておきますね。
新倉朗子 編訳 『フランス民話集』 岩波文庫

6位 これは入らないだろう!と言われれば、まったくその通りなマニアな本。しかし、子どもの頃から古代エジプトに魅せられている筆者にとっては、必読の本でした。これを読んでから、カルナック神殿やルクソール神殿を歩くと、感動ひとしおです。。。
矢島文夫 編 『古代エジプトの物語』 教養文庫

7位 寺社仏閣を歩く女性が増えているそうですが、御朱印帳に謁に悦に入る前に、仏教の基本知識くらいは身につけておきたいもの。正直言えば、経典を読むのは厳しいけど、説話集なら、これはまさに名著で、理解しやすいと思います。
増谷文雄 著 『仏教百話』 ちくま文庫

8位 これもマニアってことは分かっているけど、最近ではマヤ歴とか話題になったし、一通りの神話伝説に飽き足らなくなったら、やっぱり読むべし・・・です。筆者はまだ南米を旅したことがないのですよ。この本で妄想を膨らませつつ、元気なうちに遺跡に行きたいものです。
松村武雄 編 『マヤ・インカ神話伝説集』 教養文庫

9位 日本の昔話と言えば、やはり小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は挙げておくべきでしょうね。「耳成芳一」や「雪女」などなど、小泉八雲の文章を通して、新しく、より日本の「幽」の世界を紡いだ1冊。本書では巻末に原拠が掲載されているのも興味深いです。
小泉八雲 著・平川祐弘 編 『怪談・奇談』 講談社学術文庫

10位 最後は、ちょっと毛色が違いますが、西洋絵画や文学には外せない「天使と悪魔」の話を1冊で。アンデルセンやアラン・ポー、バーナード・ショーに芥川龍之介まで、さまざまな作家が描いた天使と悪魔の話がまとめられています。
風間賢二 編 『天使と悪魔の物語』 ちくま文庫

以上、オススメ10冊でした・・・いや〜、大変でした。

posted by ys-office at 06:00| 【本の話】歴史/文化/旅

2017年10月21日

肩こり解消への道・・・は険しい

今週はブログに追い立てられているなぁ。。。
PCにばかり向いていると、「持病」の肩こりが。。。

考えてみたら、愛用の枕型マッサージ器がお亡くなりになってから、はや半年。
だからか〜〜〜。季節の変わり目で、気温や気圧の変化で頭痛を偏頭痛を起こしていると思っていたが、単純に肩こりが根深くなっていただけかもしれない・・・ということで、急ぎで近所の電気屋へ。徒歩5分圏内に大型電器屋があるのは、本当にありがたい!

普段から肩こり、偏頭痛持ちの筆者としては、肩こり解消と称するストレッチは欠かさずやっているし、愛用の「ロイヒつぼ膏」も切らしたことがない。この貼り薬はものすごく効くんですよ。これもオススメ。それに、「ピップマグネループ」も愛用ネックレスのように常に首元に。

・・・しかし!1日何時間もPCに向かっていると、やはり物理的に「ほぐす」作業が必要だ!

さて、そんなこんなで、筆者にしては珍しく、ノープランで電器屋へ。
普段なら、ネットや口コミなど、いろいろリサーチしないと、電器屋でいきなりモノを買うようなことはしないんですけどね(本はいつも衝動外するけど)。

今回は特別。こちらは緊急事態で仕事もままならないのだから!

・・・で。これを買った。

オムロン 「クッションマッサージャ」

大急ぎで封を開け、すぐに実行
・・・ふむ、衝動買いにしても、いい買い物をした!!!

良い点その1=安い。
この値段なら、衝動買いできる(←頭が痛い時限定)。

良い点その2=小さい。
ベッドの枕元に置いておいても、邪魔じゃないし、小脇に抱えての持ち運びも楽。

良い点その3=寝転がったり、ソファーに寄りかかってできる。
いわゆる、肩用(ネックマッサージャー)などは、手でもったりしなければならず、結構つかれるので、筆者は苦手。本を読んだり、ウトウトしながら使いたい。

良い点その4=揉み玉が4つ。
けっこう強力。ヒーター機能もあって、肩や腰など、しっかりマッサージされる感覚です。

以上・・・かな。
あとは、カバーが外せるので、洗えるというのも◎だね。けっこう大事。

ということで、あっと言う間に「愛用品」上位のマッサージ器。
しかし、何代目のマッサージ器だ・・・コレ。でも、これで肩が楽になるなら、安い買い物・・・と言い聞かせています。

オムロン クッションマッサージャ ディープブラウンOMRON HM-342-DB

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posted by ys-office at 06:00| 【ひとりごと】

2017年10月20日

ビール蒐集が止まらない

筆者は熱烈なビール愛好家です。

もし、冷蔵庫にビールが冷えていない日があったら、さらには冷えたのを買って帰るのを忘れていたりしたら・・・まるで昔ながらのコントのように、ムンクの叫びのような顔をしてしまうでしょう。

だからといって、冷蔵庫にそんなにたくさんビールを入れて置くわけにもいかず、通常は3〜4本とタンブラーを2本程度が、決まった区画におさめています。もう、いっそ、ビール用に小さな冷蔵庫が欲しいほどですが、この節電時代にさすがに申し訳ないと、思っただけで反省しております。

さてと、最近は本当にたくさんのビールが、身近なスーパーでも手に入る時代になりました(はっぽうしゅ、とか、第三のびーる、とかは話題からハズレ)。

筆者的には、冬場の乾燥した時期はバドワイザー、梅雨の湿気の多い時期はエビスが特に吞みたくなり、一年を通しての定番はキリンの一番搾り。ハイネケンとかコロナは、夜中とか、お休みの日の高い内に吞むと、なんという幸せ。
・・・世界のビールの話はいずれするとして、今回は地ビールもフィーチャー。

一応確認しておくと、地ビールはざっくり言ってしまうと、大手以外の小さな醸造所のビールはすべて地ビールと呼んでいるようなですね。小ロット、地元密着な販売形式が多いので、味や香りに特徴的なものが多いというところでしょうか。
最近では、旅行に行くと、その土地の地ビールが気になるほどに、たくさんの種類が作られるようになりました。

岩手の「銀河高原ビール」は、地ビールの代表格のように有名で、最近ではスーパーでも結構見かけます。もはや地ビールと言うより、大手のクラスのような気もしますが、味は特徴的です。
他にも、新潟の「八海山 泉ビール」とか、地ビールの定番「横浜ビール」、埼玉の「コエドブルワリー」などなど。
けっこう通販での購入が可能! もはや、買うしかないではありませんか(笑)

ビールの歴史は長い。古代エジプトにさかのぼります。
・・・そんな偉大な歴史を前に、私なんか末席にもおこがましいほどの若輩者。まだまだ、いろいろと吞まねば(爆)!!!

と、ビール愛を語ったところで、麦酒杯もご紹介しておきましょう。
ちなみに、過去記事「ビールのない生活なんて」で、麦酒杯について書いていますので、よろしければ、そちらで器についての蘊蓄もぜひ。

今回は、秋冬っぽい、陶器の麦酒杯を探してみました!
イメージは鍋のお供になるような器。手の中でしっとりして冷たすぎず、でも器の中は冷えていて泡立ちのよいビールが長く持つのが理想です!

伝統工芸士の小川秀蔵さんの窯元で作られるブランドDAIKURAの備前焼のカップを発見。

DAIKURA 「緋襷フリーカップ」

【DAIKURA】緋襷/おちょこ/高台なし(フリーカップ/コップ/和食器/焼き物/国産/日本産/職人)[備前のお店DAIKURA]

価格:1,620円
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「緋襷(ひだすき)」と呼ぶ、たすきのように赤い線が入った意匠は「土と炎によって描かれる備前焼」の技法の中でも、特に人気があるもの。備前焼はきめ細かい泡立ちと、冷めにくい器として、酒好きには人気ですよね。

もうひとつ、モダンな印象の常滑焼のカップを見つけました。

ヤマキイカイ 「市松ビールカップ(緑)」

焼酎・ビールカップ 常滑(径8.5×高さ11.5cm) 220cc G-1633 ヤマキイカイ

価格:2,916円
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他にも、トルコブルーや黒の市松もあるようですよ。鍋パーティで、お客さまにこんなカップを出したら、お洒落ですよね。。。


追記・・・
もっと「やきもの」に興味があったら、「やきものPLAZA」へどうぞ!

(2011年6月初出:うつわ倶楽部より転載・加筆修正)


追記2。。。
本記事は予約投稿のため、実は17日火曜日に書きました。その際、たまたまテレビでTBSの人気番組(火曜21:00〜)を付けていたら、テレビで本記事で紹介した備前のカップが紹介された・・・ショック。けっこう口惜しいけど、書いてしまったので、このまま投稿します。真似した感がいやだなぁ。。。

(2011年6月初出:うつわ倶楽部より転載・加筆修正)

posted by ys-office at 06:00| 【うつわの話】

2017年10月19日

片肘ついて、行儀悪く楽しむ。。。『ぼくらの近代建築デラックス』

なんか「くだらなくて」、なんか「ためになっている?」本をご紹介しましょう。
一気に読む必要も感じないし、1話(1軒)あたりの文章も少ないから、枕元において、ちょこちょこ読んでいたら、いつの間にか読了していた・・・という感じの散歩対談集です。

万城目学・門井慶喜 『ぼくらの近代建築デラックス』 文春文庫

『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』でお馴染み、関西を舞台に奇想天外なストーリーを展開させる万城目学と、ベストセラー『家康、江戸を作る』の門井慶喜が、近代建築を見て歩いた本。
・・・この二人の組み合わせだけで、思わず買ってしまいますよね。実際、二人の会話で近代建築を見て歩く本書では、二人の軽妙でバランスの良い名コンビといったところが魅力なのです。

前書きで門井氏が書いています。
万城目さんの口からは機智のひらめきが繰り出される・・・(中略)・・・おかげで私は安心して機智とは正反対の方向性、つまり情報性を追求することができました。

一方の万城目氏も
建物にストーリーが添えられると、それまで何とも思っていなかった鉄とコンクリートのかたまりに、歴史の息吹が添えられ、俄然、親しみが湧くようになります。さまざまな建築散歩のなかで、門井さんの話を聞きながら、何度も去来したしあわせな感覚です。

・・・ほら、もう、おもしろそうでしょう。万城目氏は門井氏を「ノーブルな蘊蓄」と言い、一方の門井氏は「機智のひらめき」と言う、その会話を読むのは、本当に楽しい。本当に現場で歩きながら語ったものの記録なのか、考えてしまう程の密度の濃い、そして楽しげな会話です。

本書は、大阪散歩、京都散歩、神戸散歩、横浜散歩、東京散歩、そして台湾散歩となっています。関東出身の筆者にとって、東京以外は知らないところばかりで、非常に興味深い。かといって、わざわざ旅しようという気分ではなく、今度出張などで近くに行くことがあったら、時間をとって脚を伸ばしてみたいな、という感想。それというのも、わざわざ、行くというより、ちょっと前を歩いてみたい、ちょっと覗いてみたい、という軽い感覚や好奇心に満ちた本だから。
といっても、台湾はわざわざ行かないと機会がないだろうから、そこだけは、旅しよう!ですがね。
それに東京にしたって、改めて、その方面に行ったら足を止めてみるか、とは思いましたしね。

気軽に、好奇心を共に、街歩きしたくなる一冊です。

ぼくらの近代建築デラックス! (文春文庫)

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posted by ys-office at 06:00| 【本の話】歴史/文化/旅

2017年10月18日

クラシカルと現代感覚のファンタジー『時間旅行者の系譜』

当ブログは古い本ばかりなので、たまには新しいものも取り上げなくては!
好きな本ばかりを紹介するスタンスだと、古い本になりがちですからねぇ。筆者は★などの評価をつけていませんけど、紹介する本のすべてが星三つとかにしていたら、とてもブログがもたないので、二つも加えて、たまには読書日記的に、読んだらすぐに紹介・・・ということもやっていきます。
でも、評価はしませんよ。筆者は、度合いはともかく、気に入ったものしか紹介しませんから。

・・・と、前置きをしたところで、本日は、読了直後の本をご紹介。
絶賛!とまでは言えませんが、読む価値アリのファンタジーだと思います。

クリスティン・ギア
『時間旅行者(タイムトラベラー)の系譜』 3部作全4巻 創元推理文庫
 (1)『紅玉は終わりにして始まり』
 (2)『青玉は光り輝く』
 (3)『比類なき翠玉』上下巻

ドイツの人気作家クリスティン・ギアによるタイムトラベル・ファンタジー。第1部だけで、100万部を突破した大ベストセラーだそうです。
筆者は文庫本が全て揃うのを待って、一気読みしたので先週の2〜3日で4巻読破しました。

・・・といっても、最後の巻(文庫本)が発売されたのは去年のこと。筆者は揃ったら買おうと思って、自身の「読書ToDoリスト」に入れてはいたのですが、いつの間にか下位まで落ちてしまっていて、発売から結構間が空いてしまったのですが。。。

さて、感想。

「タイムトラベルものとして、ありきたりの粋を出ないクラシックな設定だけど、現代を舞台に今時な女の子を、テンポ良く書いているファンタジーだなぁ」

そして、読んでいる最中は
「とりあえず、止められない!」「気になる、読んでしまおう」

しかし、正直言えば、ラストはもうちょっと、深さが欲しかったというか。。。
「ああ、そんな感じでまとめたのね」という感じで、ひょっとして、続編があるのかなぁ。という感じ。

でも、読んでいる最中は、かなりおもしろかったですよ。謎も多くて、タイムトラベルものらしい、複雑さもあって、解決が気になるように、話はハイスピードで進んでいきます。

そして、もう一つの感想としては、
「ちょっとマンガっぽい」

悪い意味ではないですよ。映像的というか、文学的ではないという意味で。プロットはしっかりしていて、ロマンス要素もあったり、ミステリー要素もあったりで、ベストセラーになったのも納得のクオリティ。

まぁ、要するに、

「深く考えず、素直に楽しめ!!!」なんでしょうね。
筆者は、ちょっと(←すごく?)ひねくれ読者だから、多少の辛口にはなってしまいますが。

でも、とても楽しい読書をしました。
読む本全てが最上級なんて、それはそれでつまらない。
たくさん読んで、たくさん楽しんで、そして「稀に」すごい本を見つけて・・・
その全てが、活字中毒者の愉しみなのですから。

そして、この本は、十分に楽しめますよ!

紅玉は終わりにして始まり (時間旅行者の系譜) (創元推理文庫)

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